学校農園 屋久島センバスビレッジ
point屋久島の大自然を五感で感じる
ここでしか味わえない、自然の恵み
屋久島おおぞら高等学校には、「交響農園-シンフォニーファーム- 屋久島センバスビレッジ」という学校農園があります。スクーリングでここを訪れた生徒たちは、ホリスティック教育の実践として、『リレー水田』や『たんかん栽培』などを体験します。
屋久島タンカンサイダー
「たんかん」とは、ポンカンとネーブルオレンジの自然交配でできた果物で、屋久島の特産品の一つです。
スクーリングのアウトドアでは、『屋久島タンカンサイダー』の原材料になる完全無農薬たんかんの摘果(てきか)や収穫などを体験します。
リレー水田
自然や大地、周りの人々、心と体などの「つながり」を大切にしてほしいという想いから、2012年4月より全国のおおそら高校の生徒みんなで米作りの工程を分担し、リレー形式で田植えから収穫までを行っています。この「古代米縄文水田」では、普通のお米よりも稲丈が高く育つ黒米や赤米などの古代米を無農薬で栽培しています。
pointツマベニチョウ舞う里山
「幸せを呼ぶ蝶」ともいわれるツマベニチョウを知っていますか?鹿児島県や沖縄県に分布しており、以前は屋久島でもたくさん舞っていました。しかし、近年では環境の変化や様々な要因で減少しているため、センバスビレッジでは、ツマベニチョウが舞う里山を取り戻すための活動を推進し、ギョボクとブッソウゲの植樹を行い、ツマベニチョウが繁殖しやすい環境を整えています。
ギョボク
ギョボクはツマベニチョウが卵を産むための木で、幼虫の食草にもなります。
ブッソウゲ(ハイビスカス)
ブッソウゲ(ハイビスカス)は、蜜を吸うための花で、これらはツマベニチョウが生きていくために欠かせないものなのです。