人が来ることで育っていく島に

心に自然を宿そう

こんにちは。おおぞら高校の根本(ニモ)です。
おおぞら高校のつながる学科では屋久島出身の方や屋久島の産業を支えてくださっている方など屋久島と「つながり」のある講師の方をお招きし、「人」「自然」「社会」「世界」と4つのテーマで様々な授業が開講されています。先日行われた「自然」がテーマの授業では、モスガイドクラブ&モスオーシャンハウス代表の今村祐樹さんをお招きし、今村さん活動や人と自然とのつながりを学び、今後の「自分」にできること、これからの生活大切にすることについて考える授業を行いました。

今回は、授業の中で今村さんがお話してくださったことの一部分を紹介したいと思います。モスガイドクラブ&モスオーシャンハウス代表の今村祐樹さん「"人が来ることで屋久島が育っていく"そんな島にしていきたいですね。源流から海の間で落ち葉拾いや畑作りなどを行い、たくさんの人がかかわった水で、山の木々も育ちます。自然は繋がっているのです。だからこそ、縄文杉や大川の滝だけを切り取るのではなく、島全体、例えば人が住む場所なども育てていきたいです。それがまわりまわって縄文杉のためにもなります。そんな自然と人のつながりを大事にしつつ、たくさんの人が訪れるからこそ、より良い島になっていってほしいですね。」

私も先日念願の縄文杉をこの目で見てきました。今までは、自分にできることは縄文杉の周りを綺麗に保つことや環境について考えることかなと思っていましたが、縄文杉だけを切り取るのではなく、日々の生活の中にこそ、自分にできることはたくさんあると考え直す機会になりました。

屋久島おおぞら高等学校にもたくさんの生徒がやってきます。スクーリングではSDGsについても学びます。例えば、自然体験学習ではビーチクリーンを行います。
ビーチクリーンを終えた生徒のなかには「普段はごみが落ちていても気にすることなく過ごしていたが、ごみを拾ってみてとても心が洗われた気持ちになりました」「プラスチックは自然には分解されないことを改めて感じ、誰かがやっていかなくてはいけない」と話す生徒もいます。
まさに「人が来ることで屋久島が育っていく」ということを体感した瞬間でした。

「屋久島全体が屋久島の命を支えている」と今村さんは言います。
自然と自然のつながり。自然と人とのつながり。その全てが屋久島の命の源流なのです。
みなさんも、おおぞら高校で屋久島の自然に触れて、「自然」と「自分」とのつながりを見つけ、心が動く瞬間を体感してみましょう。

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