屋久島リレープロジェクト
境界線を緩ませる
写真撮影時のみ特別にマスクを外しています
今回は10月3日に実施された、つながる学科 自分探求コースのつなげる実習オンラインにて講師をされた石黒燈さんについてお届けします。石黒さんは屋久島と東京の2拠点で仕事をされています。
NVC(非暴力コミュニケーション)」という考え方を基にしたワークショップを定期的に開催し、NVCの世界をたくさんの人に知ってもらう活動をされています。
「NVC」とは人と人とが非難せずに相手を思いやるコミュニケーションです。そのために心の深いレベルで自分の「ねがい(大切にしたいこと)」や相手の「ねがい」が何か耳を傾けることが大事になってきます。
ここで、なぜ今のような活動をするようになったのか、石黒さんの人生を少しだけ辿っていきたいと思います。
時はさかのぼり、石黒さんの周りの人が就活を始めたころ、石黒さんは「やりたいことがない」「自分には何もない」と将来に漠然とした不安を抱えていました。そこから変わるきっかけになったものは屋久島で行われた「環境系学生未来塾」です。そこで「NVC」の考え方に出会います。自分の思いを自分の言葉で表現する時間を通し、自分自身が何を大事にしているのか、何を大事にしていきたいのか立ち返ることの大切さに気付いたそうです。自分の中のねがいが何なのか向き合って見つけ出すことで、自分の中にある感情とうまく付き合っていくことができます。
NVCでたくさんの活動をしている中で石黒さん自身の「ねがい」は何か聞いたところ「人と人、人と自然の本来のつながりを取り戻したい」「境界線が緩まった世界」とおっしゃっていました。人と一緒に一つのものを作り上げていく中で、考え方の違いで衝突することがあると思います。ただそんなときにそれぞれの「ねがい」に耳を傾けてみると根本の思いは同じことがあります。ねがいを見つめることで、一見固く引かれているように見える境界線が「緩む」かもしれないとおっしゃっていました。 石黒さんにとってのねがいは、さまざまなものを「つなげる」ために、それらのねがいを見つけ出すことなのだと感じました。
つながる実習オンラインでは、このように魅力のある方々に講師として授業をしていただきます。ぜひ参加をして、素敵な出会いをみつけてみませんか。
みなさんも石黒さんのように自分自身の「ねがい」を見つけ、自分の人生を切り開いてみてください!
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