屋久島リレープロジェクト
踏み出す「きっかけ」
おおぞら高校の"かとぅ"こと加藤です。
今回のつながるリレープロジェクトでは、キャンパスと屋久島おおぞら高等学校の"つながり"をテーマに、スクーリングを引率してくださった佐賀キャンパスの安栖コーチにお話を伺いました。
安栖コーチには、屋久島スクーリングを経て変化した生徒の姿やそのきっかけについてお話を伺いました。
加藤:スクーリングを経て、キャンパスに戻った生徒の様子を教えてください。
安栖コーチ:佐賀キャンパスの生徒はみんな「楽しかった」と言って帰ってきます。将来、「学校の先生になりたい」と言っていた生徒が「"おおぞら高校"の先生になりたい」と言って帰ってくるなど、なりたい大人の姿を明確にして踏み出していく姿も見せてくれました。
みんなはじめは不安を感じています。中には家の近所から出たことがなく、スクーリングで初めて遠出する生徒もいます。人とのコミュニケーションに苦戦し、一歩踏み出すことができない生徒もいます。そんな生徒がスクーリングを通じて、無事にやり遂げることができた自分に自信を持てるようになったり、人とのかかわりの大切さに気がついたと話してくれる、キャンパスの活動にも積極的に参加するなど、成長した姿を見せてくれます。
加藤:屋久島スクーリングは生徒にとってどのような機会ですか?
安栖コーチ:成長のきっかけとなっています。普段の生活の中ではコミュニケーションが大切だと感じていても踏み出すきっかけをつかめない生徒もいます。
そんな生徒も、スクーリングという非日常の経験をすることで変わっていきます。屋久島の雄大な自然に囲まれ、初めて会う人と様々なワークに取り組んで行く中で、自分を見つめなおす、考え方を変える、踏み出すきっかけをつかんでいるのかなと思います。
加藤:スクーリングで感じることができる屋久島の自然の良さを教えてください
安栖コーチ:水の島ということもあり、水の景色がとてもきれいです。学校から見える海と水平線はもちろんのこと、千尋の滝などその雄大さに感動します。地元の街中では意識しなければ見えない空や海が、屋久島では目の前に飛び込んできます。そうした地元とは違う環境が、知らず知らずのうちに生徒の心をほぐし、良い刺激になっています。また星空もとても美しく、生徒は「見られてよかった、スクーリング不安だったけど来てよかった」と話してくれます。それまでマイナスに見ていたものをプラスにとらえなおすというきっかけになっているようです。
加藤:最後に、スクーリングに来る生徒に一言よろしくお願いします。
安栖コーチ:不安が大きいと思うけど「あなたをしっかり見てくれる大人がそこにいるよ」
安心して屋久島を堪能してほしいです。
安栖コーチ、ありがとうございました。
私たち屋久島の教職員も関わった生徒がキャンパスに戻って、様々なことに挑戦している姿や成長を感じる様子を伺うとつながりを感じ、嬉しくなります。
このように、おおぞら高校はたくさんの生徒が自分と他者、自然とのつながりを感じ、一歩踏み出す「きっかけ」となる場所です。
皆さんもおおぞら高校で「きっかけ」をつかみ、次の一歩を踏み出してみませんか?
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