夏の過ごし方
屋久島おおぞら高校の生徒さんは、夏の間も、屋久島にスクーリングに行ったり、いろいろな過ごし方をされていることと思います。

夏は、ふだんと違うことをやるチャンスです。

私が好きな『赤毛のアン』では、主人公のアンシャーリーが夏の間たくさん野外で遊んで、秋になって(カナダは9月に新たな学年が始まるのですね)学校に戻ってきたとき、大いに勉強しようと思っているというシーンがあります。

思い切りふだんとは違うことをすると、脳の中にいい感じの「空き地」ができて、そこにたくさんの情報を吸収することができるのです。

現代人はついスマホやパソコンばかり見てしまいがちですが、残り少ない夏の日々、少し野外に出てからだを動かしてみませんか?

私も、毎日ランニングをして緑にふれたり、蝶を観察したりしています!

屋久島おおぞら高等学校
校長 茂木 健一郎

1962年東京生まれ。脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。東京大学理学部、法学部を卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程を修了、理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。
「ベースとなっている人間力の強みを生かした上で、いろんな方向にとんがっていける生徒が出てくるような高校にしていきたい」