脳科学者 茂木健一郎が2021年4月1日より新校長に就任

message校長就任のご挨拶

このたび、ご縁あって屋久島おおぞら高等学校の校長に就任する運びとなりました。

2013年春、屋久島で初めて特別授業を行ったのをきっかけに、8年間に渡って屋久島おおぞら高等学校との関わりは続いております。これまで、多くのおおぞら生たちと触れ合ってきました。屋久島一周ツアーや古代米の田植え、「奇跡のリンゴ」著者木村秋則さんとの特別授業。その中でも何より想い出深いのは2015年冬に同校生徒たちと共に校歌を作詞したことです。有志の生徒たちが互いに意見を出し合い、認め合いながら母校の校歌をつくりあげました。その校歌をこれからは生徒たちと一緒に歌う立場になりました。

人工知能やグローバル化などで変わりゆく世界で、屋久島おおぞら高等学校の生徒さんたちが自分の脳のすばらしい可能性をのばして学びを深めるお手伝いができたらと思います。―人ひとりの個性を活かし、他者とのかかわりの中でお互いに響き合うために、一緒に学んでいきましょう。とても楽しみです!

校長プロフィール

茂木 健一郎(もぎ けんいちろう)

1962年東京生まれ。脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。東京大学理学部、法学部を卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程を修了、理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。「クオリア(意識のなかで立ち上がる、数量化できない微妙な質感)」をキーワードとして、脳と心の関係を探求し続けている。『脳と仮想』(2004年、新潮社)で小林秀雄賞を、『今、ここからすべての場所へ』(2009年、筑摩書房)で桑原武夫学芸賞を受賞。

就任までの経緯

この度新校長となった茂木健一郎氏と屋久島おおぞら高等学校との関わりは長く、2013年4月の特別授業初開催以降、同年10月には「奇跡のリンゴ」著者木村秋則氏との特別授業、2016年・2017年にも同校生徒たちに向けた授業を実施。また、2014年の開校10周年記念として実施された「おおぞら校歌プロジェクト」にも参加し、同校校歌の作詞監修を担当しました。

2013年

『茂木健一郎 特別授業』初開催

2014年

「おおぞら校歌プロジェクト」スタート

2016年

茂木先生の「屋久島おおぞら教室」

2017年

特別授業屋久島一周コース

メディア掲載について

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屋久島おおぞら広報:pr@ohzora.ac.jp

茂木健一郎氏 校長就任会見

令和3年3月19日(金)にオンライン会見を行いました。屋久島の自然を通した教育の魅力や校長としての意気込みを語っていただきました。質疑応答も含めてご覧ください。

生徒の皆さんとのつながり

屋久島おおぞら高校校長として、勉強・進路・「なりたい大人」との向き合い方を発信。全国の生徒たちとつながります。