屋久島News
2021.09.20
第四回 池上高志氏×茂木校長 なりたい大人白熱授業
2021年9月18日(土)15時00分より、第四回茂木校長の「なりたい大人白熱授業」を開催しました。「なりたい大人白熱授業」は6月26日に第一回がスタート、"みらいの幸せと個性"をテーマに全六回のシリーズで実施されています。
今回は、東京大学教授 池上高志さんを特別ゲストとしてお招きし「大学でまなぶこととは?」をテーマに茂木校長と対談いただきました。
講師プロフィール:理学博士(東京大学、物理学, 1989) 京大基研、神戸大を経て1994年より東京大学広域システム科学系・教授。専門は複雑系の科学、人工生命。2018年、ALIFE国際会議を主催。 2020年 Conf. Complex Systems, 2019年 SWARM 国際会議などでの基調講演多数。著書に、動きが生命をつくる(青土社 2007), 人間と機械のあいだ(共著、講談社、2016)、作って動かすALIFE(共著、オライリージャパン, 2018)など。また、アート活動としてFilmachine( with 渋谷慶一郎, YCAM 2006), MindTime Machine( YCAM, 2010) , Scary Beauty( with 渋谷慶一郎, 2018), 傀儡神楽(2020)などを行う。
人工生命を専門とし、アート活動も手掛ける池上教授が全国の中高生に向け「大学でまなぶこととは?」をテーマに対談しました。受験への向き合いかた、受験後に大切なこと等、ご自身の経験を通し生徒たちへ独自の視点で語りかけます。
・他の人がどう思おうと気にすることは無い。自分の中で、人よりできるできない、人と比較することに一切意味は無い。大学に入るまでは相対的に見られてしまうが全く気しなくて良い。
・個性は才能。才能はその人の性格だと思っている。協調性が無い・地味でひっこみじあんで自分のことを言えなくても問題ない。それも才能だから。
・将来使わないだろうという勉強を何故やらなきゃいけないのか?したいと思わなかったものこそ実は大切。
授業中は、進学を考えている生徒はもちろん、進路に迷いを感じている生徒も真剣な眼差しで二人の講義に集中していました。授業の後半では全国の屋久島おおぞら生や、視聴者の中高生から多くの質問が寄せられました。
「大学受験の面接はとても緊張するんですがどうしたら良いですか」
「自由とは何ですか」
「東大生あるあるを教えてください」
「研究の楽しさは何ですか」など
大学で学ぶことをテーマに、受験を控える中高生たちに"学びとは何か"を中心に授業は進みました。
最後の挨拶では、いつまでも子どもであるような大人であってほしい、と中高生へ熱いメッセージをいただきました。
池上教授、このたびは貴重な機会をありがとうございました!
※授業の様子は 公式アプリ「おおぞらCH」からフルバージョンをご覧いただけます。