屋久島News
2025.03.24
思いが響きあう場所
こんにちは、おおぞら高校の菊池です。
皆さんは楽器を演奏したことはありますか? 私はもう20年以上ピアノを弾いています。長いように思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ピアノ本体の寿命はメンテナンスを続ければ100年以上と言われていますから、まだまだこれからです。
今回は、昨年屋久島おおぞら高等学校に設置された新しいピアノをご紹介します。ピアノは、校舎内の一番大きな教室であるセンターホールに置かれ、昨年の卒業式でデビューしました。コンサートホールに置かれるグランドピアノに比べればコンパクトなサイズですが、遜色なくホール全体に音を響かせてくれます。建物が木でできていることや天井の高さも相まって、柔らかな音が伸びやかに響き渡ります。
普段は、スクーリングに参加した生徒が自由に弾けるピアノとして開放しており、休み時間になるとクラシック、ジャズ、ポップスなど、様々なジャンルの曲が流れてきます。これからスクーリングに参加する人は是非触ってみてください。
屋久島おおぞら高等学校開校から20年。これまで沢山の人の思いが声となり学校内に響いてきました。その空間に、次の100年、さらにその先の未来を彩る新しい響きが加わりました。歌うこと、楽器を演奏すること、人と話すこと、絵を描くこと、表現するための手段は様々ですが、皆さんはどんな表現がお好きですか?
おおぞら高校の職員は、何よりも皆さんが自分の気持ちを「表現」してくれることを楽しみにしています。自分の表現を大切に、スクーリング中は自分の思いを沢山表現してください。