屋久島News
みんなでつなぐ「奉納祭」
こんにちは。
おおぞら高校 入学相談室の小河です。
今日は「奉納祭」をご紹介します。
おおぞら高校では、生徒がスクーリングで訪れるたびに少しずつ作業を進めながら、1年間をかけて古代米を栽培しています。
古代米とは古代から栽培していた品種や野生種の形質を残した品種のこと。
学校農園である屋久島センバスビレッジの「縄文水田」で、佐賀県唐津市の「菜畑遺跡」を参考にしながら、古代米を含む5種類を育てています。
そして屋久島スクーリングへやってくる生徒が、季節ごとにリレー形式で水田にかかわり、お米を作る「リレー水田」。2012年から始まったこの活動も現在まで受け継がれてきました。
人と人、人と自然のつながりから生きる実感や歓びを知る「センバス教育」。
その一環として、お米作りを体験することで普段何気なく口にしているお米や食べるものに関心を持ち、「食へ感謝をする」ことを学びます。
もともと地形上、そして雨も多く稲が腐ってしまうためお米が育ちにくいといわれている屋久島。
普段食べている白米ではない「屋久島で育てる古代米」を通してこそ、そして機械ではなく自分たちの手と足で行うからこそ、日本人がこれまで触れてきた米の歴史とそのルーツをより実感することができます。
そんな古代米を「縄文水田」で現代に蘇らせる、「日本文化のリレー」を通して全国のおおぞら高校の仲間とのつながりを米作りを通して感じる。
それがこの「リレー水田」です。
今年は天候の関係で少人数の参加にはなりましたが、作業のすべてを生徒同士でバトンを繋ぐことができました。
そして来る12月。今年の収穫の感謝と来年の豊作を祈願し、今年収穫した古代米の新米を奉納する「奉納祭」をおおぞら高校の生徒とともに執り行いました。
日頃からお世話になっている屋久島の地元の方が大切にしている神社は、私たちも大切にしたい場所。
その思いから奉納の儀式は屋久島おおぞら高等学校のある平内区と屋久島センバスビレッジのある小島区の神社で執り行いました。
静かで厳かな雰囲気の中、一粒一粒に込められたみんなの思いが、この取り組みを通じて確かにつながっていることを感じさせるひとときとなりました みんなで大切に育てた古代米は、奉納祭後に給食として振舞われました!
生徒もスタッフもいつもの白米とは変わった見た目と味わいを楽しみました♪
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